6月17日(金)に京都社会福祉会館にて介護サービス評価調査者養成研修を受講してまいりました。

全4回の初日として、第三者評価の意義、実施のねらいと効果、評価の必要性、「監査」との違い、また評価調査者の視点及び役割、評価調査者に求められる資質と倫理などの講習が主な内容でした。

ポイント:

1,第三者評価調査者養成研修修了登録者数は約450名(平成22年度末現在)

2,京都における介護サービスの第三者評価では手あげ制として、全国トップレベルにあること。(数字上はもちろん東京であるが、東京は受審として義務制であるため)

3,介護サービスの第三者評価の目的は、利用者が選別するためが第一次の目的ではなく、提供するサービスの質の確保と質の向上のためが一番の目的であること。組織団体の改善支援であること。

4,評価機関は、事業所の「気づき」や「エンパワメント」を引き出し、「ポジティブアシスト」、「伴走型」の役割を発揮すること。

5,第三者評価を受けるまでは、費用対効果、自己評価などの手間、恥をかくかも知れないといった3つの要因で受けないところが多かったが、受けた後は、第三者評価を受ける側は「来てくれてよかった!」となる傾向が強いということ。

6,評価者の質や倫理感は訪問調査を繰り返し行くことで醸成されていく。現場レベルで学ぶこと。評価調査者には「いま」(自己評価)をみることから、「これから」のことを共に作り上げる姿勢が求められるということ。

 

評価調査者養成研修、次回は7月5日です。

 

一般財団法人社会的認証開発推進機構

岩本博志